食洗機が当たり前の生活をしていて、食洗機を使っていないという話を聞くと、「いいから黙って買いなさい!」と言いたくなります。
そう思ってももちろんそんなふうには言いません。言うとしても、抑えにおさえて「食洗機は便利だからうちにあってありがたいよ!」くらいにしています。
食洗機導入の経緯
ひとことでいうと妻の手荒れが食洗機を導入した理由です。
節約志向の私は、「手荒れならゴム手をしてやったらどうなの?」と投げかけたのですが、「ゴム手は嫌い!」ということであえなく却下。
当時、子育てとパートでてんてこ舞いしていた妻が「少しでも楽になるなら」という気持ちで購入を決意。妻には大感謝!されました。
安い買い物ではありませんが、費用対効果のことは当時は全く考えませんでした。とにかく見るに耐えなかった妻の手荒れがよくなったことが何より良かったです。
それと、時間ができたことです。一日最低でも1時間は自由な時間が増えました。
洗濯機を使うのに食洗機は使わない不思議
洗濯機を使わない家庭はほぼないのではないでしょうか?
それなのに、食洗機は使わない。
1950年代の「三種の神器」といえば白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫でした。洗濯機登場してからかなり時間がたっていることと、当時流行ったことで、爆発的に普及しました。
現代の家電「三種の神器」はロボット掃除機・全自動洗濯乾燥機・食器洗い機と言われています。
これらはどのくらい普及しているのでしょうか?この中で我が家で使っているのは食器洗い機だけです。
うちは、ロボット掃除機を使うほど広くないし、洗濯物は太陽のしたに干したいということで、全自動洗濯乾燥機は使用していません。
このようにその家庭ごとの事情があることは重々承知の上で言っても、食器洗い乾燥機はもう少し普及していいと考えます。想像以上に楽ですよ!
食洗機があっても使わない理由
せっかく食洗機があるのに使わなくなった家庭というのもよく聞きます。
その理由は、
- 電気代がもったいない
- 大きな鍋は入らないので鍋を洗うついでに食器も手で洗う
- 食洗機の音がうるさい
- 使う習慣がない
- 食洗機が小さくてすべての食器が入らない
などだと思います。
あるのに使わないのは本当にもったいない!
宝の持ち腐れです。
ビルトインタイプの食洗機は見た目スッキリ収納されている
食洗機は大きく分けて2種類あります。
はじめからシステムキッチンに組み込まれている「ビルトイン」のタイプと、あとから買ってシンク付近に設置する「据え置き型」のものです。
食洗機があっても使わないという方は、ビルトインタイプが設置されている方に多いような気がします。
据え置き型をわざわざ購入して使わないというのは、考えにくい。そもそも検討して購入しているはずなので便利に使うはずです。
ビルトインタイの食洗機は、システムキッチンに収納されているので、とにかくスッキリしていることが特徴です。
ビルトインの食洗機は収納場所が犠牲になる
据え置き型の食洗機は、ある程度存在感があります。我が家の食洗機はこの据え置きスタイル。キッチンをリフォームした時に、ビルトイン型も検討したのですが、収納スペースが少なくなるということで、据え置き型を使い続けています。
ビルトイン型と据え置き型は収納場所とのトレードオフの関係です。
据え置き型の食洗機は置いたもん勝ち
食洗機が気になっていて、まだ導入していない人の話を聞くと「置き場所がない!」という方がよくいます。確かに小さなものではないので存在感はあります。
我が家の食洗機
ビルトインタイプは、システムキッチンに組み込まれているので、キッチンがスッキリしています。据え置き型はどうしても存在感がありますが、頼もしい家事の味方です。我が家ではすっかり溶け込んでいます。
たまたま置く場所が広く助かっていますが、場所が狭いところにも結構置けます。水切りカゴが置けるスペースをうまく利用すれば置けるので、検討して見る価値は十分にあります。
食洗機ラック(台)を利用する
食洗機のラック(台)を使うと食洗機を置くスペースを確保することができます。
因みにこんな形です。
シンクの横の台が狭ければ、シンクの上に台をかけてその上に置こうというラックや、キッチンのスペースを上手く使って場所を確保するという種類など、様々なものがあるので、検討することをおすすめします。
家族で使うならパナソニックの食洗機がおすすめ
我が家ではパナソニックの食洗機を使っています。
上の写真のものを使っていますが、型が古くて今は売っていません。
こちらが後継機種です。
食洗機を使い始めたときは、TOTOの食洗機を使っていました。何台か使い続けていましたが、TOTOさんが製造をやめてしまったのです。
TOTOさんはウォシュレットの技術を食洗機に生かしているということでTOTOさんの食洗機を使っていました。販売当初は一番短時間で洗い終えることができる製品でした。
そこで次にご縁があったのがパナソニック。天下のパナソニックさんの製品です。満足して使っています。
何がいいかと言うと、たくさん入ることです。
食洗機を使っていて一番ショックなのが、食洗機に入り切らないことです。
せっかく食洗機を使うのに、手洗いをしなくてはならないと思うと悲しみがこみ上げてきます。ですから2人以上家族がいるなら、上下2段に入れることができるタイプのものがおすすめです。
食洗機の効率的な使い方
なぜ、2段タイプのものがおすすめかと言うと、単純にたくさん入るからです。
たくさん入ると、皿数が多いときも入るので便利ですし、一日分の食器を一回で洗うことができます。
せこいようですが、使う回数が少ないと寿命もそれだけ伸びます。
食洗機使い方の例
- 朝食分の食器を食べ終わって食洗機に収納。
- 洗剤を入れる
- 夕食分の食器を空いているところに入れてスイッチオン!
これで一日一回食洗機に働いてもらえば、朝の忙しい時間に余裕も持てるし、夜はリラックスタイムも増えます。
それに、手で洗わない分、食器を割ってしまうというリスクも少なくなります。
食洗機の洗剤
食洗機の洗剤は、専用のものを使います。
これは、「絶対に!」です。
絶対に、絶対にですw
普通の食器洗いの洗剤を入れると、泡だらけになって、食洗機がパニック状態になります。
食洗機購入と同時に専用の洗剤も一緒に揃える必要があります。
洗剤をまだ買っていないから、とりあえず普通の洗剤を使おう!ということは避けてください。
我が家で使っている洗剤
専用洗剤入れ(左下のオレンジ部)
ここに洗剤を入れます。
工事不要の食洗機ならどこにでも置ける
食洗機の導入でネックになっている最大とも言える理由が、給水に工事が必要ということです。
キッチンの給水を分岐して、食洗機専用のものを作る作業が必要になります。
賃貸住宅では、この辺が面倒くさいところです。
しかし、タンク式の食洗機もあります。
先程のパナソニックの食洗機よりも小さくなりますが、水をタンクで食洗機に入れることで、給水の工事が不要というのが最大のメリット
それと、排水はバケツで受けると、置き場はキッチンでなくても例えばリビングの隅の方に置けたりと、置き場をかなり自由に設定することができます。
工事不要なので、家に届いてからすぐに使えます。
食洗機に入れないほうがいいもの
便利な食洗機ですが、入れないほうがいいものもあります。
アルミの鍋やテフロン加工のものは入れないほうがいいです。
それと、漆塗りの箸や食器は避けましょう!
家では箸も当然ながら食洗機に入れています。
漆塗りの箸やお椀に憧れてはいますが、食洗機に入れられないので購入していません。
工事不要タイプはひとり暮らしの方におすすめしたい
とても手軽なので、このタイプの食洗機は一人暮らしのにもおすすめ。
食洗機があるとこんなイメージ
朝、パンと牛乳を食べてつかったコップとお皿を食洗機にいれて出勤。
疲れて帰ってきて、ご飯はかろうじて自分で作っても、作んなくても使った食器やコップを入れて寝る前にスイッチオン!
これで、翌朝には食器がピカピカになっています。
牛乳を飲んだグラスもピカピカ☆彡
空いた時間で、洗濯物を畳んだり、お風呂の掃除をしたり、くつろいだりと自由な時間が増えます。
食洗機を約20年使ってきた感想
結論として、食洗機は決して贅沢品機はないです!
自由な時間を作ってくれる魔法の機械です。
今回は、コストのことには触れませんでしたが、ざっくりいうと、電気代は増えますが、ガス代、水道代は安くなります。
差し引きしてどうか?と計算したことはありませんが、電気代がそんなに多いという気は全くしません。
そんなことよりも、時間等言う何者にも代えがたいものが手に入るので、そこに価値を見出しています。
でも、食器洗いが好きな人にはおすすめしません。
多くの人が食洗機を使って自由な時間が増えることを願います。
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