川柳の作り方のコツは俳句と違い少ないルール内で遊ぶこと

川柳と俳句 趣味
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川柳と俳句の違い

川柳と俳句はどちらも五・七・五の十七音を定型とした短詩で江戸時代から親しまれてきました。
文字数が同じなので、俳句なのか川柳なのか区別が付きません。

まず、簡単に見分けられる方法をまとめます。

  1. 俳句に必要な季語が川柳には必要ない。
  2. 俳句に必要な切れ字が川柳には必要ない。(や、かな、けり)
  3. 俳句は主に文語表現、川柳は口語表現。

こんなところです。自由に言葉を並べて川柳づくりを楽しみましょう。

川柳の作り方

川柳を見かけたりすると自分でも作れるのではないかと思います。文字数は同じですが、ルールが少ない川柳の方が圧倒的に作りやすいです。制約が少ない川柳は簡単に作ることができます。思っていることを五・七・五の句にすればいいだけです。

これじゃ説明が簡単すぎますね。もっと詳しく言うと、川柳は俳句と違い季語が入りません。それなので季語などを覚える必要がありません。大切なのは題材です。自分が思い付いたり、気になったり、発見したこと、また、笑えるようなことを題材にします。

具体的に言うと、川柳の題材になると感じたら、なんでもいいので音に出してみます。それを5・7・5調に整えたら完成です。雑かもしれませんが、こんな感じでどんどん作っていくのが楽しむコツです。

とにかく数を多く出すことで、その中に素晴らしい句が出てきます。また、コンテストに出すわけでもなく、自分が楽しむだけであれば、多くの出来事を句に読むと言うのはとても素晴らしいことだと思います。

それだけ思考の記録が出来るわけですから、あとから見返しても、あの時はこんな出来事があったなどと振り返ることができて良いと思います。

自分の言葉で気取らずに作る

川柳には、俳句の様に切れ字を使わなくてもいいです。切れ字とは「や・かな・ぞ・よ・けり」という表現で文を区切ることです。この切れ字は、現代の生活で使わないので、馴染みがありません。それなので、この切れ字を使うという感覚を養うのに考えを巡らせなければなりませんが、川柳はこのような切れ字を使うことをしなくていいので、思ったことを自分の言葉で句に読み込めば良いのです。

自分の言葉で、特別な表現を使わずに作れる川柳は、普通に口語体で表現します。難しい言葉を使う必要がないため、気軽に句を読むことが出来るのがいいところです。文体などは平易ですので、アイディア勝負と言いますか、人とのやり取りや社会風刺などを面白おかしく表現することも可能になってきます。制約があるのは5・7・5の文字数と順番なので、このルールに基づいて楽しむことができます。

川柳には季語がありませんが、季節を詠んでも良いのです。季節を詠んではいけないとルールは存在しません。そのように締め付けたりする面倒な決まりはありません。自由な表現でいいのです。思ったことをとにかく書き出してみましょう。うまく5や7の音にならなくても良いのです。そのような時はちがう言い回しで言いたいことを紙に書いていきます。

そのようにして音数や意味がピッタリとハマるところが出てきます。それを考えているときというのが産みの苦しみではありますが、句が完成したときの喜びは大きいと思います。川柳は自由な表現でいいので、背伸びをして難しい表現をする必要なサラサラありません。好きな言葉をつかって、誰にでもわかるような句にするほうが多くの人に親しまれる句になります。

川柳例文

川柳を作りたくても、はじめはどうしようかと、なかなか筆が進まないものです。そこで初めての方でも自身が持てるように、私が一句詠んでみました。

ありがとう その一言で ハッピーに

お粗末w

川柳は自由に作ればよいのです。人に感銘を与えるとか、公募に応募するにもまずは一歩を踏み出す必要があります。はじめはこの程度で良いと思います。繰り返しになりますが、数を作っていくうちにうまくなっていくと思います。

いいものができたと思ったら、サラリーマン川柳などに応募してみると楽しみが広がっていきますね。

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