佐藤克文(さとうかつふみ)東京大学教授は、東京大学海洋研究所、国際沿岸海用研究センターの研究室で活動されています。
たびたび、テレビにも取り上げられており、書籍も複数出版されております。
今回は、佐藤教授ことについてまとめてみました。
佐藤克文教授の経歴
- 1967年宮城県生まれ。
- 京都大学農学部水産学科卒業
- 京都大学大学院農学研究科修士課程水産学専攻修了
- 京都大学博士(農学)授与「産卵期アカウミガメの海洋における体温決定機構に関する研究」
- 京都大学研修員
- 平成7年度日本学術振興会特別研究員
- 研究従事機関 国立極地研究所、国立極地研究所研究系・助手
- 総合研究大学院大学・助手兼任
- 東京大学海洋研究所国際沿岸海洋研究センター・助教授
- 東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター・准教授 (名称が変更されました)
- 東京大学大気海洋研究所海洋生命科学部門行動生態計測分野・教授
所属学会など
日本水産学会
動物行動学会
日本生態学会
エアロ・アクアバイオメカニズム研究会
バイオロギング研究会
日本ウミガメ協議会
勇魚会
出典:佐藤克文 研究室
研究一筋の人生を送ってらっしゃいます。
バイオロギング(Bio-logging)
佐藤教授の研究分野は、バイオロギングと言われるものです。
バイオロギングとは、野生動物に小型の記録計(データロガー)を取り付けて、野生動物がどのような行動を取っているのかを調査する研究分野。
自然環境の中で自由に動き回る動物や海の生物をこの方法によって観測することで得た計測データを分析することにより生体を明らかにするという研究をされておられます。
データロガー
佐藤教授の研究に欠かせないのが「データロガー」、小型の計測器のことです。
データロガーを取り付けることにより、動物の行動データを取得することができます。
科学の進歩で、データロガーの小型化とセンサの多様化、そして計測できる項目も増えてきています。
例えば、渡り鳥や海中に住む生物に密着して観察することが可能になります。
そのデータを元に研究されて、今まで謎だった様々なことを佐藤教授のが明らかしてくれることでしょう。
データロガーの活用方法
データロガーって聞き慣れなかったので、調べてみました。
個人的にはどのような活用方法できることがあるかと検索してみると・・・ありました。
部屋の室温と湿度を記録して、スマホアプリに保存できると言うもの。
これは簡単なものですね。
一例です。もっと調べていくと、Wi-Fiでスマホにデータを飛ばしてくれるものなどがあります。
当たり前のことですが、高性能のものになってくると値段も上がってきます。
佐藤克文(さとうかつふみ)東大教授の年収は?
大学の教授、それも国立大学最高峰の東京大学ともなれば、目の玉が飛び出るほどの報酬をもらっているのではないかと予想できます。
しかし、現実はそうでもないようです。
平成29年の東京大学の給与の分布状況のクラフから抜粋すると、
教授の待遇は・・・
- 人員 1,168名
- 平均年齢 56.2
- 年間給与額 11,920千円
- 給与の幅 9,055~19,067千円
このようになっています。
いかがでしょうか?
たまに天才の方もいるとは思いますが、東大教授になるような方は、小学校に上がる前から勉強、勉強、勉強で、ほかの楽しみもなく生活しているという人がほどんど。
これで、研究費でも何千万円も使えるというならいいでしょうけど、国立大学の研究費は減少傾向にあるという事実。
しかし、冷静に考えてみると、立派な成功者です。
この収入をどう思うかは、個人の感想になってきますが、年収1千万円を超えることは普通の人なら難易度が高いです。
でも、個人的にはもっと高収入を得てほしいです。
京都大学の中山先生もそうですが、このような人生をすべて研究に捧げて世のため人のために尽くされている方は、それなりの待遇がふさわしいと考えます。
佐藤教授の書籍
佐藤教授は著書を多数執筆されています。
サボり上手な動物たち――海の中から新発見! (岩波科学ライブラリー)
できなくたって、いいじゃないか!
野生動物は何を見ているのか―バイオロギング奮闘記
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~
ぺんたと小春のどうぶつ魔法学校
バイオロギング-「ペンギン目線」の動物行動学- (極地研ライブラリー)
バイオロギングで新発見! 動物たちの謎を追え
動物たちが教えてくれる 海の中のくらしかた
佐藤教授のご家族
詳細はわかりませんが、一日のスケジュールで「子供と一緒に犬の散歩」という項目があるため、ご結婚されて子宝に恵まれているのではないでしょうか?
出典:https://www.kakugo.tv/person/det063zb.html
佐藤克文(さとうかつふみ)東大教授についてのまとめ
佐藤教授は、「あきらめないでやる」という誰もが知っていて、できないことを実践している素晴らしい方だと感じます。
これからのご活躍を祈念いたします。
佐藤教授研究室のサイト
http://www.fishecol.aori.u-tokyo.ac.jp/sato/
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